6度目のポルトガル(29)レグアからピニャオンまでミニクルーズで
↑↑ いろいろなクルーズが出ているのでお好きなものを選び放題。
私達が選んだのは↓↓ これっ!
15:30 Regua Quay to Pinhao
Bagauste Dam (Flood-gate unlevelling 27m)
Arrival at Pinhao
To Regua by bus
18:45 Arrival at Regua ( End of service)
ドウロ川
ドウロ川(ポルトガル語)は、スペイン語ではドゥエロ川と呼ばれ、スペイン
北部のソリア県を源流とし、スペイン北部、ポルトガルを通り、河口の街ポルト
で大西洋に注ぐ全長897kmの長さを持つ河川。
船から滞在しているキンタが見えた!
途中、廃墟になっている建物もいくつも。
かつて荘園や領主の邸宅だったのだろうか。
ダムが作られて数か所の閘門(ロック)が設けられたため、ドウロ川は
緩やかな流れになったそう。ポルトガル国内に9つあるダムは、下流で頻発
していたドウロ川の洪水の防止に役に立ち、また水力発電により安定した
電力を供給している。
Bagauste Dam 抜ける。(上流と下流の水門の高低差は27m.)
両岸の斜面にぶどうの段々畑がどこまでも続いてる。
本格的にこの地域でワインの生産が始まったのは、3世紀〜4世紀ローマ帝国時代と
推測されている。
山によって大西洋からの風が遮られ、ぶどう栽培には適していたが、土が乏しい
土地だったため岩を砕いて人工的な土を造ったという。段々畑は初期のものは幅が
狭く、不規則な形をしており、ブドウの木も1~2列しか植えられなかった。そこで、
19世紀末から、より広く、またわずかに傾斜をつけて、1本1本の木に日当たりが
よくなるよう改良されている。
人の手によって作り出された景観。美しいとだけ言っては申し訳のない気がする。
往時の人々の姿が見えるようだ。
人々の手によって整然と開墾された美しい段々畑。その過程の苦労が偲ばれる。
ミニクルーズ は3時間ちょっとでしたが充分満足。
一人 32€なり. 私達にはこれくらいがちょうどいい。
お天気も良くて最高!
ピニャオン(Pinhao) に着いた! 2時間の船旅がここで終了。
ピニャオン(Pinhao)駅前まで歩きツアーのバスで
レグアまで送ってもらう。
ピニャオン(Pinhao)
かつては 帆船ラベーロの港があった。駅は最も美しい駅の一つと言われている。
駅舎のアズレージョは昔のぶどうの収獲やワインの積み出しの風景を生き生きと
描かれている。
「夏は地獄のように暑く、冬は地獄のように寒い」と言われる環境の中でも
笑顔で働く人々の姿に感銘を受ける。アズレージョはまるで当時の写真を
見せてくれているようだ。
ぶどうを手に取り笑顔を見せるこのアズレージョが好き!↑↑
ピニャオン(Pinhao)駅
19世紀までは内陸部で収穫されたワインは樽に詰めて、ラベーロと呼ばれる
平底の小型帆船で運ばれていた。
収獲は全て手作業でなされていて、現在もそれは変わらない。
バスの窓から外をみるとぶどう畑の杭を運んでいるトラックが。
明日はポルトに戻ります。
最後まで見て下さりありがとうございます。