2015年2月~能登・輪島~世界に誇る「漆の町」を歩いてみよう(6)
ヨーロッパ旅行ではありませんが2年前のちょうど今頃出かけた
能登・輪島の旅です。思ったよりも寒くなく食べ物は美味しくいい旅
でした。見て頂けたら嬉しいです。
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門前町でお蕎麦を食べてバスを待ち”石川県漆美術館に向かいました。
バス停は”漆芸技術研究所”で重要無形文化財保持者(人間国宝)の技術を継承していく人材を養成する施設だそうです。美術館のお隣で立派な建物でした。
後から知ったことですが陳列室には人間国宝や卒業生の作品が常設展示されており見学も出来たそうで寄らずに帰ってきてしまったことが悔やまれます。
石川県輪島漆芸美術館
輪島市は伝統芸術の継承に一生懸命なこと、世界に誇れる文化を大切にしています。
世界で唯一の漆芸専門美術館だそうです。
輪島には 塗師屋、木地工房、呂色・沈金・蒔絵工房など56ヶ所に輪島塗の工房があるそうです。時間があれば工房を回れるのですが、ここでは”輪島工房長屋”で短時間で輪島塗を見せて
頂きました。
とても丁寧に仕事の手を止めて教えてくださいました。ありがとうございました。後継者不足に将来の不安も話されましたが、漆文化を未来永劫、継承して欲しいと思います。
木地作りから上塗りまで120以上の工程を分業し出来上がり
美しく手入れさえすれば一生使える優れもの。修理も出来ます。
漆文化のことを全く知らなかったので勉強になりました。
中国、韓国、ブータン、ベトナム、ミャンマー、タイなど樹液塗装技術が発達、中でも日本は約9千年前、中国は約8千年前には漆が使われていたということです。
本物の輪島塗がお高いのは納得でした。
最後までご覧くださり感謝です。