私の愛読書~「ヤマザキマリのリスボン日記」~私はグルメじゃありません。
注:赤字はヤマザキマリさんの本文からです。
ポルトガルは気候が良くて街並みが美しく人が優しくて居心地のいい国。
ヨーロッパでもっとも晴天率の高いリスボン。特に6月から9月は雨も少なく、
今までポルトガルで傘を差した覚えはない。
6月はホテルも値上がりが始まっておらず、私たちのような”毎日が日曜日”
のお年寄りにはこの時期に行くのが一番いいようです。
もっと若ければ7,8月の海辺で水着で戯れる?のもいいのですが・・・
ちなみに私ではありません、、、念のため(ナザレにて)
物価が安い。入場料も交通費も西欧に比べると安く、ホテルも満足度が高い。
お料理は食材も味付けも日本人好みだと思う。潤沢な資金がなく、節約旅が必至の
年金暮らしには誠にありがたい。
私はグルメではないです。でも美味しくて、しかも安いお料理やお菓子に出会ったときは「美味しいね。幸せだね」を何度も繰り返します。
ヤマザキマリさんの「私はグルメじゃありません」の記事が面白かったのでここに載せます。
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あたしが子供だったころ、いや高校まで範囲をのばそう、「チーズ」っていったら、
石鹸みたいに硬いプロセスチーズしかなかったような気がするんですよね・・・・。
あ、あとスティック状のやつとか。
でっかい長方形の石鹸みたいなやつには表面い包丁で切り込むための目安の赤い線の
ついたビニールの包装がしてあって、なかなか全部食べきれなかった。
で、ワインってもんも、赤玉ポートワインってやつで充分贅沢な感じがしてた
もんですよ。まだ飲めたわけじゃないけれど、ワインってったらそれくらいしか思い浮かばなかった。
それがいまの日本には、ヨーロッパにも存在しないようなワイン・チーズ通の人が
たくさんいて、生ハムだのハモンイベリコだの、こっちの人でさえ詳しくしらないようなものを日本の高級食材店で手に入れて食べているらしい。
イタリアでは紀元前から手塩にかけてワインを造りつづけてきて、歴史を土台に、
バロ―ロだのスーパートスカーナだの(よく知らんが)を生産するに至ったわけですよね。
でも、多分そんな高級なワインはベルルスコーニ首相だってしょっちゅう飲んでないわけですよ。
バールで出されるワインだってレストランのハウスワインだって名称不確かなもんだけど(もしかしたら残ったもの混ぜてんじゃないの、って思うこともある)、不味いと叫んでる人なんか見たこともないですよ。(P212)
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彼女がおっしゃるには専門家並みの知識を持った人が増えて蘊蓄を垂れられて、
ヨーロッパに暮らしているという先入観で「ワインはどの地方の何年物がいいですか?」などと聞かれるのにはほとほと疲れたと書いておられます。
お店に並おぶワインはどれお安いです。
私もグルメとは程遠く、ただ胃だけは丈夫で年の割には良く食べるほうです。
旅に出ると三食作らなくても食事にありつける幸せ~良く言う「上げ膳据え膳の喜び」
があります。
旅をするときは、日本から飴玉一個も持っては行きません。旅先で調達して、それが
とんでもなく不味くても、それは「●●で不味いものを食べた」という思い出になるから
です。味覚はその土地ならではのローカルなもので、とても食べられたもんじゃない、、
と思ってもその土地の人には美味だったり、日本国内でもそうですよね。
長く日本食から離れていると、帰国して無性に料理がしたくなります。
ミニ放浪的な旅から自宅に帰ると我が家の居心地の良さを知ることになります。
私もマリさんと同様グルメではありませんが・・・
この旅行で食べてみたいなぁ~と思うウィッシュリストは・・・
⑴ カラコイシュ Caracois カタツムリをオレガノやニンニクなどと一緒に
煮たもの。ビールにあうようです。
⑵ バラの花びらのジェラード (これはパリ創業のお店らしい)」
バラの花びらの味?ってどんなの?
⑶ ラパスという貝 これも炒めてあるらしい。
⑷ コーヒー 色々な種類があるので飲んでみよう。
今まではアバタナード abatanado ばかり飲んでいたので。
う
↑↑↑ ガラオンといってミルク入りコーヒーですがグラス入りで量が多いので頼みました。
いくつ思いが遂げられるかわかりませんが・・・
Festas de Lisboa 2017
最後まで読んで下さり感謝です。