未知の国~アゼルバイジャンの風~カマンチャの音色に癒される。
新聞の『ご招待』へ62円葉書を一枚書いてチケットが贈られてくる幸せは何度も経験していますが、そのコンサートの主催者であり出演者である方からの自筆の一筆箋が同封されていたのは初めてで驚きました。
「ご当選 おめでとうございます。チケットを同封しました。ハサノフ氏の美しいカマンチャの音色をお楽しみください」 みやび会 代表 丸小野 智子
パンフレットのプロフィールによると二胡の奏者でもあり、★カマンチャという日本ではあまり知られていない★アゼルバイジャンの楽器の奏者でもあるという。二胡は上海旅行でも耳にしたし、その音色の美しさは知っている。
facebookでハサノフ氏に「カマンチャ教えて下さい!」と直談判なさったとか。ものすごいエネルギッシュな方ですね。
【でも★アゼルバイジャン のことなんにも知らない】
南コーカサスに位置する共和制国家。東ヨーロッパに含められることもある。北はロシア、北西はジョージア(グルジア)、西はアルメニア、南はイランと国境を接し、東はカスピ海に面する。アルメニアをまたいで西南方に飛地のナヒチェヴァン自治共和国があり、アルメニア、イランおよびトルコと接している。首都はバクー。アルメニア人が多数居住する西部のナゴルノ・カラバフ地方は、事実上独立した状態となっている。
油田や“キャビア”などの海産物といった、カスピ海の恵みを一身に受ける★豊かな国。電気代や高等教育までの学費、国立病院の医療費はすべて国持ち、その上かなりの親日国らしい。
【カマンチャ?って楽器も初めましてです】
★カマンチャ~アゼルバイジャンでも主要楽器の一つで、イランにもケマンチェという楽器があってそっくりです。
カマンチャは基本、膝の上にのせて弾くので二胡に似ている。でも共鳴させるボディは球体で胡桃の薄い板を18枚つないで出来たもの。三味線で言えば猫皮を使うところは魚の皮だそう。歴史は数千年前にさかのぼります。
ヴァイオリンの起源は中東を中心にしてイスラム圏で使用された擦弦楽器だと言われているそうですが、カマンチャは5弦というから演奏はもっと難しいのかな?
★ハサノフ氏(Imamyar Hasanov)はお若いけれど技術、表現、編曲の才能にも長けた演奏者ですが、米国に移住後、演奏以外の仕事をされながらケマンチャの演奏を披露し、徐々に活動の場を増やしていかれたそうです。アゼルバイジャンの新体操の曲なども作っているとか。
大自然の中での演奏です。とても憂いがあるのです。↓↓
ANNA RF feat IMAMYAR HASANOV - Azerbaijani Folk Song ''Lachin''
一部と二部に分かれて民族舞踊曲、フォークソング、アンコール入れて14曲が演奏された。ヴァイオリンより一本多い弦を操る超絶技巧だ!一曲終わるごとにチューニングするのは何でだろう。
その音色は? ↓↓↓
Imamyar Hasanov - \"Gejeler Bulaq Bashi\" (Gecələr Bulaq Başı)
トルコで聴いたような旋律もありますが、時々日本の演歌的な旋律もあります。民族舞踊曲などを聞くと大自然や人々の生活など、自分勝手に想像して癒されます。
聴衆も最初は聞きなれない楽器に戸惑うような感じでしたが、だんだんと反応も大きくなって最後は大盛り上がりで、この公演の成功を物語ってました!
↑ 丸小野さん ↑ハサノフさん
ロビーで二胡の丸小野さんがいらしたので、ご招待の御礼を申し上げ、カマンチャの演奏がとても新鮮で良かったことを付け加えました。
「〇〇新聞ですね。一人でも多くの人にカマンチャを知っていただきたくて」とおっしゃってました。
"Ay Ishiginda (Ay işığında : Under the moonlight)" Performed on Kamancheh by Imamyar Hasanov
ということで世界を旅している方が多いこのサイトで
★カマンチャ をご紹介させていただきました。ありがとうございました。