観たかった　映画　🎬はちどり🎬　ですが　近くに上映映画館がなくて
南町田グランベリーパーク駅の　🎦109シネマス　まで足をのばしました。
以前買い物に来たことがあるのですが映画は初めてです。

🚉　南町田グランベリーパーク駅　🚉

広いので密にはなりません。

遠くに丹沢が望めます。☝

山好きの人はここに通います。

映画館　109 cinemas

🎬　はちどり　🎬　原題　『House　of    Hammingbird』です。
　　　　　　　　　[ハミングバードの家]です。監督は若い女性監督です。
　　　　　　　　ハミングバードは一秒間に数百回も翼を羽ばたくことができます。
　　　　　　　　でもそこに立ち止まっています。

【あらすじ】

1994年のソウル。中学二年生の14歳のウニ（パク・ジフ） は両親と兄と姉の五人家族で
集合住宅に住んでいる。学校では友だちもいないので塾の友だちと遊ぶ。多感な年頃で
ボーイフレンドもいて、キスしたりしている。両親はウニに興味がないらしく兄の進学
ばかりを優先させている。兄はそのストレスのはけ口としてウニを頻繁に殴る。ウニは
首に“シコリ”が出来て手術を受ける。ウニは唯一、塾のヨンジ先生に心を寄せる。しかし
ヨンジ先生に悲劇が訪れる、、、、。

　韓流ブーム　「冬のソナタ」など韓流ドラマにはまる女性が多くいた頃が2000年頃。
この映画はそれより前の1994年のソウル郊外に住むウニという14歳の少女の日常生活
が描かれている。

　ウニの両親は店をやっていて忙しく、父の力は絶対で長男には「ソウル大に行け！」
と、そして家族は祈れと。そのストレスから兄はウニに暴力を振るうのです。
ウニに向けての同級生の言葉「あの子は大学にも行けなくて将来は家政婦ね」などと
噂します。学歴が一番という風潮が見えます。兄はそのストレスからウニに暴力を振る
うのです。

ウニが後輩の女の子との恋愛感情もあり、ボーイフレンドとの付き合いもあったり
となかなか早熟です。

 　食卓を囲むシーンが頻繁に出てきますが、楽しい会話などはないのですが、必ず家族全員で揃って食べるのはいいと思います。私の子ども時代は、と言ってもだいぶ昔(半世紀以上　苦笑）ですが父親は別に、料理の品数も多く、「食べる時はしゃべるな」と言われて
ましたっけ。
　母が夫婦喧嘩で父親に怪我をさせてしまったのですが、翌日には何事もなかったかのように一緒にテレビを観て笑っている？ウニには理解不能です。

ウ二をみていると自分の思春期の頃を思い出します。私の父も暴君で母や子供たちは
いつも父の顔色をみて、ビクビクしていたものだ。
「だれか優しい人が私を貰ってくれないか。養女にしてくれないか。この家を出たい」
と幼心に真剣に思ったりもした。
　ウニの父親は決して暴君と言うわけでなく、子供たちを愛していることが良くわか
ります。お母さんもいつも美味しいご飯を作って家族に食べさせます。いいお母さん
です。しかしいつも疲れたような気だるい表情なんです。

「お母さん、お母さん、お母さんてば」と何度も何度も叫び続けてもお母さんは気が
付いてくれないというシーンがありました。あれは現実なのか妄想なのか・・・
ウニの母を恋う気持ちの表れなのか。

映画『はちどり』本編映像

　ウニには唯一心を許す人物が登場します。
　漢文塾の講師のヨンジ先生（キム・セビョク） です。彼女はウニの心に寄り添い
彼女の気持ちを理解してくれ、適切な言葉を返してくれる大切な存在です。

　その後・・・・・・別れが・・・・・そこには大きな社会問題が隠れているのです。
　　ネタバレになるのでここでやめておきます。

　一人の少女の心模様を想像しながら、自分の思春期の記憶とかさねながら
「ユニ頑張れ！」と思いました。

   来月初旬に封切される同じく韓国映画　『82年生まれ　キム・ジョン』も観たいと思います。

『82年生まれ、キム・ジヨン』

　
　　　　　最後まで読んでくださって感謝です。