格安ツアーでポーランドに~ヴィエリチカ岩塩坑~塩で出来た「最後の晩餐」
11月11日(金)本日 最後の観光,
ヨーロッパ最古の岩塩採掘場に向かいます。
その前にお昼ご飯です。クラクフに戻ります。独立記念日で祝日となり、街は
人出が多いです。市民は三連休のようです。
1936年までは11月7日が独立記念日でしたが1937年からは11月11日に。1945年からは
7月22日が「ポーランド国民解放委員会 マ二フェスト記念日」になってしまったが、1989年に民主化後は、国民の祝日となり、学校、会社は全てお休みになる。
●ポーランド風ピエロギ(Pierogi=波)水餃子の一種で具は挽肉、チーズ、キノコ、 野菜、ブルーベリーや果物のスイーツタイプもある。ウクライナ、スロバキアの国民食で
東ヨーロッパ全般の料理。
容器がゴーフルのようで食べられます。
この日はあちこちで独立を祝うパレードなどのイベントがあり、アウシュヴィッツに行かないでクラクフ自由散策した方に聞くと、広場も大盛り上がりだったようです。
ワルシャワなどでは派手なパレードがあり、暴動に近い動きがあったようで、ニュースでやっていました。だからこの日は警察の車がとても多かったように思います。
アダム・ミツキェヴィチ像
ロマン派の詩人で、ポーランドの象徴的存在。ポーランド独立のために政治活動をした。パリに滞在している時にショパンとも交流があったそうです。
↑↑↑アダム・ミツキェヴィチが写っていませんので…スイマセン。参考までに。
クラクフの南東約15kmのにある小さな町ヴィエリチカまで30分くらいバスで走ります。この地方は約2000万年前は海だったそう。カルパチア山脈が隆起して陸地となり、
海の水分が乾燥し、岩塩となった。ヴィェリチカの採掘は13c後半からと古く、「白い金」といわれ14c以降の国家財政に大きな利益をもたらした。
1978年 ユネスコ世界遺産に登録。また東に約30kmにあるボフニア王立岩塩坑も
2013年に新たに登録された。
二時間半コース(Tourist Route) に乗ります。専属のガイドさんが最後までついてくれます。この小さなエレベーターで地下に降ります。坑道のうち2.5kmほどを歩きます。
135mの深さだそうです。(もっと深い330mの所まで実際はあります)
エレベーター
ガイドさん。 ↓↓↓ 壁をなめたら塩からかった。
ポーランドの伝説や物語のシーンを表しているものもある。
キンガ姫の像
人形を使って採掘の様子を再現しています。
メタンガス濃度の測定の様子
まるで生きているようなリアルな人形です。
カジミエール大王の胸像
メルヘン?小人たち。
聖母子像
イエス様の十字架像。キリスト像は木製で17cの物だそうです。
聖キンガ礼拝堂 すべてが塩で出来ているというから驚きだ!
労働者が安全を願い造った礼拝堂だ。
注:ここから写真を撮りたい方は10ズロチを払ってシールを貰い衣服に
貼る。私も買いました。
天井から吊り下がるシャンデリア~これも塩なんです。
彫刻はほとんどが鉱夫たちの作品というから、また驚き!
祭壇
日曜日にはミサが行われ、結婚式やコンサートなども行われているそうです。
「最後の晩餐」塩で出来たレリーフ。 高い芸術性が評価され、1978年 世界遺産に登録された。
ここにもヨハネ・パウロ2世の像 クラクフの出身で史上初のスラヴ出身の
教皇。
ここで亡くなった方のお名前でしょうか?
採掘によってできた地底湖。水深9m.
ショパンもここを訪れたといいます。
30%と塩分が濃いため、飛び込めば当然浮くはずだが、水泳は禁止。
以前はこの地底塩湖を船で渡って、向こう側に見える坑道の続きも見学できたが、
事故が起きたことから現在は進入禁止となっている。
坑内の模型です。
ポーランド独立の英雄、ユゼフ・ピウスツキ将軍の像
ご覧くださりありがとうございました。
明日はいよいよこの旅 最後の日。
ワルシャワにまいります。