次女の君子は被爆したとき小学校二年でしたが、白血病のため、広島原爆病院に入院して、半年後、昭和三十七年二月十六日、この世を去っていきました。二十五歳でした。君子は入院していながらも、もし元気なら謳歌していただろう青春を夢見ていました。それができない苛立ち、哀しみ、諦め、う...
https://fado.muragon.com/entry/253.html