朗読劇「この子たちの夏」上演台本より(5)~25歳の遺稿 広島原爆病院にて - ポルトガルが好きなんです!

 次女の君子は被爆したとき小学校二年でしたが、白血病のため、広島原爆病院に入院して、半年後、昭和三十七年二月十六日、この世を去っていきました。二十五歳でした。君子は入院していながらも、もし元気なら謳歌していただろう青春を夢見ていました。それができない苛立ち、哀しみ、諦め、う...

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