6度目のポルトガル(20)激安レストランとカッパの青年
アヴェイロからポルトに戻り、対岸のガイヤ地区でロープウエイや遊覧船に乗って観光気分を味わった。
一度 アパートに戻り 食事に出直す。あんまり食欲もないのだけれど…
2016年に一度来ている。 これからサンチャゴまでお遍路さんをされるという日本人
ご夫婦とお会いしてお話をさせてもらったことがあった。「ポルトに来ると必ずこの店に通う」とおっしゃっていた。見事 サンチャゴまで完歩されたことは後にフェイスブック
で知った。世界中をお夫婦で歩かれている芸術家のおふたり。
今も世界のどこかを旅していることだろう。
↓↓ ラメイラス(Lameiras) このレストランだった。
「ポルト随一の安さを誇る家族経営の気さくな店」と地球の歩き方
に載っている。これには嘘はない。これは信じていい。
↓どれも半量でお願いしたがこの量だ。
ポテトどんだけ===! 「これはもう無理。食べられない」
とその量を見てすぐに思った。
私達のテーブルのすぐ後ろに一人で食べているカッパの
青年がいた。
「あの・・・良かったら・・・これ食べていただけませんか?」と皿を指さす。
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ポルトガルの大学生の正装は三つ揃いのスーツにcapaという
黒いマントを肩にかけたもの。
この黒いマント、ポルトガル語ではcapa=カパと呼び、
実は日本の時代劇に出てくる渡世人さんがまとった
「かっぱからげて三度笠」
の「かっぱ」は、これが発祥であります!
(spacesis in ポルトガル からの受け売りです)
合羽(かっぱ、ポルトガル語: capa)
雨具の1つで、身にまとって雨や雪を防ぐ外套である。英語のケープ(cape)
と同じ語源。
合羽はポルトガル語の「capa」の音写語で、16世紀に来日したキリスト教の
宣教師が着ていた外衣が元であり、合羽の他に勝羽とも書かれ、南蛮蓑とも
呼ばれた。
合羽は当初は羅紗を材料とし、見た目が豪華なため、織田信長や豊臣秀吉など
の武士階級に珍重された。江戸時代に入ると、富裕な商人や医者が贅を競った
ため、幕府がこれを禁止し、桐油を塗布した和紙製の物へと替わっていった。
合羽は安価で軽量で便利なため、瞬く間に普及し、寛保年間には小さく畳んで
懐に入れられる懐中合羽が発明され、旅行の際の必需品として使用された。
合羽の原料となる桐油紙は、合羽だけでなく、荷物や駕籠の被いや出産の際の
敷物(お産合羽)としても使用された。
現在ではいわゆるレインコートを「カッパ」「雨ガッパ」と呼ぶ。
(Wikipedia より)
カッパの青年はしっかりと断りました。
「僕は太りたくないんだ。ジムにも通って太らないように気をつけている。
ポルトガル人は太り過ぎだ」と。「女の子も太っている人が多い。」と
苦言を呈していた。確かにシュッとしていた。
それをきっかけにお話させてもらい(というか、こちらは聞き役で、というか
話が難しくて応えようがない、応える英語力がない)、ポルト大学の技術系の
学生さんと知った。しっかりと自分の理念を持っていてしっかりしているなと
思った。大学生であることに誇りと目的をもって学んでいる。
私にお別れにポルトガル式の (*´ε`*)チュッチュの ご挨拶。💛
お互いのほっぺとほっぺを軽くくっつける「beijinho(ベイジーニュ)」
男同士は決してしないそうです。
↓↓ これを読めばポルトガルのご挨拶は完璧です。
ピンクのテーブルクロス?に敷いた紙にオーダーした品目をメモし、
会計の時それをビリっと破いて計算してきます。(かなりおおざっぱです)
ワインとお料理とコーヒー、チップを入れても15€。
申し訳ないくらい安い。
「ごめんなさい。美味しかったけれど食べれないの」と謝る。
いつもこんなだ。もう少しデカい胃袋が欲しい。
最後まで見て下さりありがとうございます。
まだまだ続きます。これからもよろしくお願いします。