お城に行ったら・・・そこは中世だった!
★カステロ・ブランコ(Castelo Branco)
起源はローマ時代、アフォンソ2世は1214年にこの土地をテンプル騎士団
に与え守備と防衛を委ねた。騎士団が城を造り、その周辺に町が拡大した。
何世紀にも渡り、他国の侵入、占領を受けて、1807年ナポレオン軍により
激しく破壊されてしまった。
今、歴史的なものはあまり残っていない。
ぼろぼろの布切れだけをまとい、杖を持った物乞いらしきおじいさんが私めがけて
「ウォ==ぅ」と急に奇声を発するものだから、私も「キャ~~~!」と年甲斐もなく
黄色い声をあげてしまった。周囲の人は大笑い。これは演劇集団かなにかのパーフォ
ーマンスかもと、カメラを出した。すると、相棒は「やめろ。写真なんか撮るな」と
いつになく真剣な面持ちで怒鳴った。
向こうから鳴り物入りの集団が歩いてくる。先頭を歩く中世の衣装を着た丸顔の男
性に聞いてみた。
「お祭り?」
「そうだよ。お祭りさ」と。
私は「ほらね。お祭りなんだって。アハハ」相棒は本物の物乞いさんだと思い、私
に注意したみたい。割と慎重派なのだ。
なにも知らずに訪れた日がお祭りだとは、なんとラッキーなことでしょう。
中世の衣装を着けた人たちが練り歩く。
テンプル騎士団の旗が目立ちます。
屋台も沢山出ています。
とても演技とは思えません。血のりのメークもリアルです。
↑↑↑これがテンプル騎士団マーク入りカップ
喉が渇いたのでアイスティーを頼んだ。立派な陶器のタンブラーに入れてくれた。
「飲んだら戻して」と言われていたので返しに行くと、「いいよ。あげるよ」と
プレゼントしてくれた。この旅 一番の思い出のお土産となった。今は焼酎お湯割り用
として活躍してくれている。
場内にひずめの音が響く~カッコイイです。
ちょっと怖い展示物も・・・
ナタで足を・・・
ここに集合して城内をパレードするようです。
いざ出陣!
気が付いて笑ってくれました。
右のおじーさんを相棒は本物と思ったようでした。
セーターみたいに見えますが鉄でできてます。重いでしょう。
眼下にはカステロ・ブランコの街が~一望できます。
登ってくるのはきつかったけれど、お祭りに遭遇できて疲れも吹っ飛びました。
カステロ・ブランコに来てよかったと、つくづく思いました。
読んで下さりありがとうございました。