9月24日　

川崎ラゾーナの109シネマズで🎦「空白」🎦「総理の夫」を続けて観ました。判ったことはことは集中力が続かないということ。二本目の「総理の夫」は時々こっくり。もったいなかった。

松坂桃李、追いかけた万引き少女が事故死　漏らした不満が思わぬ展開に　　映画『空白』本予告映像

🎦【空白】　あらすじ　＆　キャスト

監督・脚本：吉田恵輔
企画：河村光庸

　海辺の田舎町。女子中学生★花音（伊東蒼）の万引き未遂事件から始まる。小さなスーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主★青柳直人(松坂桃李)に見られ逃走した女子中学生は国道を横切ろうとして、乗用車とトラックに轢かれ悲惨な死に方をしてしまう。
　花音の父親　★添田充(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ死の真相を追い詰めるあまり、モンスター化していくのだ。
　一方、花音を追いかけたスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。真相はどこにあるのか？

いつものキャラと違ったシリアスな父親役の古田新太、🎦「孤狼の血　level2」で見せた超クールな役どころとは真逆な思ったことをうまく口に出せない大人しいスーパーの店長。
　花音をはねてしまった若い娘（野村麻純）の母親★中山緑（片岡礼子）・青柳(松坂)が店長を務めるスーパー・アオヤギのおばちゃんパート店員★草加部麻子（寺島しのぶ）も重要な役どころ。花音の母親、離婚をしていて、再婚して今妊娠中（田畑智子）だが花音とは会っている。

　娘と二人きりで暮らしていても、娘のことを何も知らなかった、知ろうとしなかったことを棚に上げて、加害者たちに怒り責め続ける父親。何度も謝罪に訪れる車を運転していた女性、泣きながらただただ土下座で謝る青柳、父親の怒りは収まることはない。

　とうとう車を運転していた女性は自殺してしまう。その葬儀に行った添田に対して涙ながらに言った故人の母親の言葉が胸に沁みた。

「このような形で責任から逃げ出す弱い娘なんです。そんな弱い娘に育てたのは私の責任です。そんな弱い娘ですがどうか許してあげてください。優しくて愛おしい娘なんです。これからは娘の責任は私が請け負いますから」
　母親役の片岡礼子の渾身の演技には涙がこぼれた。私だったら、自死を選んだ娘をとことん追い詰めた相手にそんな言葉が言えるだろうか。言えない、「あんたが娘を殺したんだ」とくってかかるだろうな。

　生前，花音を理解しようとしていなかったのに、失った悲しみをだただた相手を責めることで埋めていた添田が、この母の言葉で初めて娘の生きてきた証、知らなかった一面に目を向けようと変わっていく。

　青柳も自殺未遂。店はつぶれてしまう。

最後はネタバレになるのでここまでに。
人それぞれの「空白」は何が埋めるのか。どうやって埋めていけばいいのか。

　いろいろ考えさせられる映画でした。どの出演者の演技が素晴らしく見ごたえありました。添田の漁師の弟子（藤原季節）初めて知ったお名前だがとてもいい演技をしていた。

　映画『空白』は、現代の罪と偽り、そして赦しを映し出すサスペンス・ヒューマンドラマ。ある死亡事故から現代社会の“空白”を映し出し、登場人物たちが愛と憎しみの果てに●「全員被害者・全員加害者」の様相を呈していく物語を描く。「タイトル通りの作品です。シンプルではありますが様々な解釈ができる、そんな映画になる気がします。」と松阪桃李はコメントを残しています。

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　今日の二本目！

　自民党総裁選、大詰めですね。女性候補お二人が出陣していますが結果はどうなるのでしょうか。

👇　「総理の夫」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=XbhOGhq8Seo

🎦「総理の夫」

原田マハによる同名ベストセラー小説を、田中圭と中谷美紀のW主演で映画化した『総理の夫』。日本初の女性総理となった凛子と、“ファーストジェントルマン”となった夫、日和の物語がコミカルに描かれる。

映画『総理の夫』予告🕊【9月23日（木・祝）公開】

【あらすじ】

２0××年、相馬凛子は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。鳥類学者の夫・日和(ひより)は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、陰謀を企てる者が現れ……。凛子の理想は実現するのか!? 痛快&感動の政界エンターテインメント!

「なぜ日本の総理は当たり前のように男性なのか?それをフィクションで覆してみたかった。凜子は私の理想そのもので、彼女を支える夫・日和は何があっても妻を信じ、陰ながら守り抜く。本作は政界を舞台にした、信じ合い支え合う夫婦愛の物語である。

　日和役の田中圭さんはお茶目でまっすぐな役柄にぴったり。凛子役の中谷美紀さんは書きながらイメージしていたのでとても嬉しい。このカップルが日本を変える、封切りの日が待ち遠しい。」―原田マハ(映画化決定にあたって)

　原田さんはこの小説を書くにあたって主人公を中谷美紀さんに当て書きしていたそうです。

👇は原田さんと中谷さんとへのインタビュー記事で理想のリーダー像や、働く女性とパートナーとの関係について聞いています。（一部抜粋）

「とても素敵なものを用意していただきました。ひとつだけお話したのは、イブニングドレスにジャケットを合わせるのはやめましょう、ということです」（中谷）。
「私もいつもニュースなどで見ておかしいな、と思っていたので胸のすく思いがしました」（原田）。

――『総理の夫』の凛子役のオファーを受けたときの中谷さんの心境から教えてください。

☆中谷：これをやらなくてはこの仕事をしている意味がない、というくらい本当にありがたい役だと思いました。私は育児と仕事の両立はできないと思ったので早くに子どもを産まない選択をしたんですね。周りには両立している方もいらっしゃいますが、スタッフの方でご出産を機に退かれたり、ご負担のないポジションに移られたりするのも見てきました。働く女性が子どもを産んで育てやすい社会ではないことに忸怩たる思いをずっと抱えてきましたが、なんとかしようと声高に叫んできたわけでもない。だから、（首相在任中に妊娠する）凛子という役は演じる醍醐味を感じさせてくれる作品になるのではないかと思いました。

★原田：総理大臣は男性だという印象が日本ではまだまだ強いので、私は悔しいことにファンタジーとしてこの小説を書いたんです。でも美紀さんが演じることでグッと現実的になりましたよね。私の妄想キャスティングでは最初から凛子は美紀さんだったので、決まった時はとてもうれしかったですね。妄想をしてみるもんだな、って（笑）。

☆中谷：とても光栄です。

参考にした女性のリーダーは、ニュージーランドの首相。
――今回の役を演じるにあたって、参考にした女性のリーダーはいますか？

☆中谷：最も勉強になったのはニュージーランドの首相、ジャシンダ・アーダーンでしょうか。事実婚をしているパートナーの方との子どもを、現職で出産なさっていますよね。

★原田：30代の若さで首相に就任して、コロナ対策も素晴らしかった。

☆中谷：スウェット姿でご自宅からメッセージを送ったりもして。

★原田：そうそう、「子どもを寝かしつけたところなんです」って。かわいらしかった。

☆中谷：ほかにはヨーロッパでは、EUの委員長が女性で7人の子どもの母親ですし、ECB（欧州中央銀行）の代表も女性です。身近なところではドイツのメルケル首相がコロナ政策に関して科学的な見地からきちんと対策をとられて、国民にもご自分の言葉で直接語りかけていました。エッセンシャルワーカーだけではなく、芸術に携わる者に対してもご配慮があったことが、すごく感動的で……。この話をしていると涙が出てきてしまいます。

★原田：国民に寄り添いながら、とても落ち着いた話しぶりでしたね。

☆中谷：そうなんです。常にアンガーマネージメントがしっかりしていて、物事を語る時にヒステリックにならないということを、メルケルさんをはじめとする女性リーダーから学ばせてもらいました。原田さんが書かれた本も理路整然としていて、凛子もいわゆる激情型のリーダーではないですよね。（一部抜粋）
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中谷美紀、肩だしパンツスタイルで颯爽とステージに登場！　映画『総理の夫』初日舞台挨拶

中谷さんのような総理がいたら世界に誇れますね。
原田さんの”美術館巡り”の番組は好きでよく見ています。
面白かったのですが、二本目ということで時々居眠りしてしまい申し訳のないことです。

　手抜きの感想になりました。ごめんなさい。日に二本観るのは私はダメということがよくわかりました。とほほ・・・