12月1日 
　　久々のダブルデートは お安い 和定食ランチで～

　夜半から朝方まで雨☂が降っていたが、日が昇るとみるみる晴れて空は真っ青。風は強くてどこから飛んできたのか銀杏落葉が風に舞っている。

「そろそろ4人で会食もいいね」と12月の初日、お安いランチを予約しておいた。4人とはツレと私、ツレの高校時代からの親友とその妻。

　若い頃は4組の夫婦で遊んでいたのだが、2人の夫が死んでしまった。ツレは74歳だが、48人いた同級生のうち11人が亡くなっているそうだ。それに比べると妻たちのクラスメートは誰も亡くなっていないのだ。女性の寿命がここでも断然長い。

　歌舞伎役者で人間国宝、文化功労者の中村吉右衛門さんが亡くなったのは残念な今日のニュースだった。まだ77歳。これからまだまだ活躍できる方だと思っていた。何をやられても一流という知的で紳士でした。ご冥福をお祈りいたします。

【訃報】中村吉右衛門さん死去 77歳　「人間国宝」「鬼平犯科帳」

「中村吉右衛門　『鬼平犯科帳』終了　150本目で有終の美」

　11時半　開店と同時に入って昼から冷酒で乾杯。それぞれ頼んだものを分け合って食べる。こうやって揃って食事を楽しめるのは幸せだ。さ～て、いつまで元気でいられるか。それが問題だ。

　

食事を終えて、☕コーヒーショップへ移動。

途中　必死に枝にしがみついている木の葉たち。「そう簡単には散るもんか」と頑張っているように見えます。まるで私たちのようです。苦笑。

　お互い結婚してから50年近くになり、今更なのですが…
　　　　　　　　吉野弘さんの
　　　　　　　　　祝婚歌

　　　　　をふと思い浮かべてしまいました。👇👇👇

　
２人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは 長持ちしないことだと 気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

２人のうちどちらかが ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても 非難できる資格が

自分にあったかどうか あとで 疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか 正しくありたいとかいう

無理な緊張には 色目をつかわず ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに

ふと 胸が熱くなる そんな日があってもいい

そして なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても ２人にはわかるのであってほしい

　古夫婦にもまだまだ考えなければいけないことを吉野さんはおしえてくれています。


　本年はあと一か月　頑張りましょう！　コロナが悪い方向に行きませんように。
　　来年はいい年になりますように。