2月25日　
　🎦Cyrano（シラノ）を観に行ってきた。

 監督：ジョー・ライト
原作：エドモン・ロスタン
出演：ピーター・ディンクレイジ   ヘイリー・ベネット ケルヴィン・ハリソン・Jr 　ベン・メンデルソーン
制作国 イギリス=アメリカ（2021）
上映時間 124分

映画『シラノ』【本編映像：EveryLetter】👆👆

俳優ピーター・ディンクレイジが主演する映画『シラノ』より、物語の核となる楽曲「Every Letter」のせてシラノ、ロクサーヌ、クリスチャンの3人の関係がせつない。

本作は、1897年の初演以降、日本をはじめ世界各地で幾度となく上演され、映画化・
ミュージカル化されている名作『シラノ・ド・ベルジュラック』を、ジョー・ライト
監督が壮大なスケールで再構築したミュージカル映画。

　主人公の剣豪にして詩人のシラノを演じるのは、HBO制作のテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でエミー賞やゴールデングローブ賞などに輝いた実力派俳優ピーター・ディンクレイジ。さらに、シラノの親友であり思い人であるヒロイン、ロクサーヌを『マグニフィセント・セブン』（2016）などで知られる若手女優ヘイリー・ベネット、ロクサーヌが片思いをする口下手なクリスチャンをケルヴィン・ハリソン・Jr.が務めている。シラノとロクサーヌを演じる二人はすでに舞台で共演している。

　17世紀フランス。剣の腕前だけでなく、優れた詩を書くという才能を持つ、フランス軍きっての騎士シラノ・ド・ベリュジュラックは仲間たちからも絶大なる信頼を置かれていたが、自身の外見にコンプレックスを持ち、恋心を打ち明けられずにいた主人公のシラノ（ピーター・ディンクレイジ）は、思いを寄せている親友ロクサーヌ（ヘイリー・ベネット）から青年・クリスチャン（ケルヴィン・ハリソン・Jr.）に一目ぼれしたことを告白され、恋の仲裁役を依頼される。
　シラノがクリスチャンの代筆でロクサーヌへ恋文を書くことによって三角関係へと展開していくラブロマンだ。愛の行方は・・・

　
　本楽曲は本作に向けて新しく書き下ろされたオリジナル曲で、舞台から引き続き参加しているザ・ナショナルのデスナー兄弟が作曲、バンドのフロントマンであるマット・バーニンガーと作曲家のカリン・ベッサーが作詞。

　

（Peter Dinklage, 1969年6月11日 - ）は、映画だけでなくテレビでも活躍のアメリカ合衆国ニュージャージー州生まれの俳優。軟骨発育不全による小人症で、身長132cm。
   彼の自然な機知、魅力、そして印象的な青い目で、ディンクレイジは世界中から観客を魅了しました。彼は、映画以外の経歴を持っているにも関わらず、映画とエンターテインメント業界で活躍。
 彼は、映画「ステーションエージェント」での主役と、人気テレビシリーズ「ゲームオブスローンズ」でのタイリオンラニスターのキャラクターの描写で最もよく知られています。彼には、3つの「エミー賞」と「ゴールデングローブ賞」を受けています。 
　「ゲームオブスローンズ」での素晴らしいパフォーマンスの名前。小人症であるアコンドロプラシアと呼ばれるまれな遺伝的条件で生まれたにもかかわらず、彼は個人的な生活と
キャリアの両方で成功を収めました。彼は主流の映画で小人の描写をステレオタイプにする映画の役割を提供されることを嫌っています。
　彼が主演した有名な映画には、「ナルニア国物語：カスピアン王子」、「X-メン–過去の日々」、「ピクセル」などがあります。

👇👇　『ピクセル』

映画『ピクセル』メイキング特別映像

「ゲーム・オブ・スローンズ」でブレイク、ピーター・ディングレイジ流“シラノ”に迫る特別映像

    原作を読んだことがないのですが、ストリーはだいたい知っていました。
お芝居では鼻が異常に高いという設定が多かったように思います。
なのでピーター・ディングレイジのシラノを見たときには正直なところ驚きました。
剣も芝居も歌も見事で見入ってしまいました。お声がとても好き。

　ロクサ―ヌは美しい言葉を好む人なんですね。確かに言葉が荒れている人は心も乱れて
いるなんてこといいますが・・・クリスチャンに一目ぼれしているうえに言葉の美しさを
求めるとはなかなか贅沢。それだけ言葉を大事にしているなら、少し言葉を交わしただけでもクリスチャンを理解できたのでは？自分の理想としている人ではないと。

　雪の戦場で兵士がそれぞれ愛する人に向けた最期の手紙を、手紙を届ける人に託するシーンです。それは決して美しい言葉や詩的な表現ではなく、ただ大切な人のことを思う言葉で感謝と別れの心の叫びがつづられているのです。その言葉が歌われるのですが、とてもいいシーンで涙が出ました。

　15年後、パリの修道院の中庭。
毎週土曜の決まった時間にシラノが訪れ、陽気な世間話でロクサーヌを慰めていました。
　シラノ最期のシーンがとても美しくて心に残りました。ロクサーヌと結ばれようとは
せず、ロクサーヌから「愛している」言われても愛を受け入れることはなかった。

バルコニーのシーン。雪の戦場のシーン。どの映像も美しい。
ピーター・ディンクレイジにしか演じられない美しい愛の物語でした。

原作が読みたくて本、注文しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
だいぶ春めいてきました。もう少しの辛抱です。