2020年 今年最後のコンサート 日本フィル «オール・ベートーヴェン・プログラム»
昨年はクラッシック・コンサート、バレエ、ミュージカル、シャンソン、お芝居など
数えてみたら31回も鑑賞しました。今年はコロナの影響もあってキャンセルが相次いで
結局 行かれたのは宝塚が一回、クラッシックコンサートが7回、映画に行くようになり
それが22回でした。(映画はまだ年内行くと思います)
ということで12月6日、今年最後のコンサート、♪日本フィルハーモニー 第16回 相模原定期演奏会に行ってきました。
A R T I S T S
指揮 下野竜也
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 第3楽章 / 辻井伸行 下野竜也 読売日本交響楽団 (2009)
広島交響楽団音楽総監督、広島ウインド・オーケストラ♪監督鹿児島生まれ。
2000年東京国際音楽コンクール 指揮 優勝と斎藤秀雄賞受賞。2001 年プザン
ソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。
国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方国際的舞台での活躍が目覚ましい。
下野さんはお人柄がにじみ出た指揮をなさいますね。「音楽を楽しむ。楽しめばいいんだよ」と言ってくださっているような気がします。ついつい引き込まれてしまいます。
🎻ヴァイオリンの三浦さんに対しても温かな眼差しで、お互いに信頼していることが
わかりました。
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🎻ヴァイオリン 三浦文彰
Fumiaki Miura: Introduction et Rondo capriccioso en la mineur
一見ジャニーズ系の男の子に見えた?いえいえ、2009 年 世界最難関ともいわれる
ハノ―ファー国際コンクールにおいて市場最年少の16歳で優勝。国際的に一躍脚光を
浴びた。国際的に共演したオーケストラや指揮者の数はとても多い。2019年「30 UNDER
30JAPAN」(世界を変えていく30最未満の30人)に選出された。
使用している🎻ヴァイオリンは宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス
1704 年製作”Viotti"。
十代で既に有名になった方ですよね。🎻ヴァイオリンファミリーのなかで育ち
当然のようにヴァイオリ二ストになられました。妹さんはヴァイオリニスト舞夏さん。
私的には今年結婚されてパパにおなりになったとか。舞台ではとてもリラックスして
ひかれているように見受けましたが、演奏し終わった時に達成感を感じられたご様子で
とても嬉しそうに恥ずかしそうに何度も何度も拍手に応えておられました。
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🎻コンサートマスター 千葉清加
eplus presents SUNDAY BRUNCH CLASSIC 2020年2月ハイライト
お写真で見ていただければおわかりでしょうが日フィルを率いて堂々たる
コンマスぶりですが、美しさを兼ね備えていらっしゃってお耳だけでなく
目めにもいい刺激を与えて下さいます。いやぁ~うつしいこと。美しい!
日フィルは女性アーテイストが多いですね。
とかく男性に偏りがちですが日フィルは素晴らしい。女性が頑張っていらっしゃいます。
応援したい気持ちになりますね。
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12月16日 ベートーヴェンが産まれて250年。今年はベートーヴェンの曲を演奏する
コンサートが多いですね。先日の前橋汀子さんのコンサートもベートーヴェンでした。
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オーケストラ 日本フィルハーモ二ー交響楽団
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P R O G R A M
(オール・ベートーヴェン・プログラム)
ご本人の演奏ではありませんが曲をのせます。
序曲«コリオラン» op62
ベートーヴェンの友人であい、文学愛好家でもあったコリンという人物が書いた戯曲
「コリオラン」に感銘を受けて作られた。戯曲の舞台は古代ローマ。静的唐っ放された英雄コリオランがやがて隣国の将軍となり、軍勢を率いてローマへと進行する。だが、妻と母から身をもって忠告され、再びローマ側についたために逆に隣国の軍勢に殺されてしまうという内容だ。政治的な対立や夫婦の愛といった、いかにもベーt-ヴェン好みのさらにはナポレオンへの期待と失望に苛まれるウイーンの人々に訴えかけるテーマだった。
(プログラム ノートより)
テンシュテット指揮:ベートーヴェン:コリオラン序曲(1992年ライヴ)
ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.61
ヴァイオリン内に白だい 三浦文彰
当時のベートーヴェンはダイム伯爵未亡人と恋愛関係にあり、それがこの協奏曲にも
影響しているという説もあるほど。
ただし現在でこそ「ヴァイオリン協奏曲の王者」とも称されるこの名曲中の名曲だが
発表当時において異例づくめの作品だった。なにしろ第一楽章からしてティンパにが最弱音でリズムを刻むという、従来の協奏曲には聞かれなかったような出だしである。さらにこのリズムに基づいた提示部をオーケストラが数分に4渡って奏でたあと、ようやく独奏ヴァイオリンが登場するという幕開けだ。協奏曲の主役ともいえる同区奏楽器が「待ちぼうけ」を喰らう、逆に言えば脇役ともいえるオーケルトらが雄弁に語る。(プログラム ノートより)
そうですね。いつも最初はヴァイオリンが手持無沙汰な感じですね。花形をお互いに
変りばんこに丁々発止の掛け合いで聴かせます。
ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61オイストラフ/クリュイタンス Beethoven Violin Concerto In D Major Op.61
ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 井崎正浩指揮 ハンガリー ソルノク市立交響楽団 Beethoven Violin Concerto Ddur Op.61
~~~休憩~~~~~
交響曲 第五番 «運命» ハ短調op67
Seiji Ozawa Beethoven 交響曲 No 5
「運命」という呼び名で有名だが、これはベートーヴェン自身が名付けたものではない。
と言っても第一楽章の冒頭に現れる「ジャジャジャジャ―ン」という動機はベートーヴェンのお気に入りであって、当時書かれた彼の他の作品にも頻繁に現れる。しかもここで選ばれている調性は序曲«コリオラン»と同様のハ短調。となると巷間伝えられているように、この箇所で「運命が扉をたたく」と考えたくなるのも当然だろう。
そうでなくてもこの作品にある一つの標題=プログラムを聞き取るのは難しくない。
ベーt0ヴェン作品の特徴として良くあげられる「苦悩から喚起へ」あるいは「闘争から勝利へ」という筋書きである。戦いを彷彿させる第一楽章、慰めに満ちた第二楽章、不安の影が差す第三楽章、勝利の凱歌が響く第四楽章。それらすべて、あの「ジャジャジャジャ―ン」の動機に寄って緊密に結び付けられている。(プログラム ノートより」
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今年最後のコンサートでした。「運命」いつもそれを感じながら生きている気がします。
何があってもそれが私の運命だと・・・考えられる年齢なんですね。もう。苦笑。
これから益々コロナがどうなるのかと恐ろしいです。それでも町はクリスマス!
どれもこれも運命?そう運命。
素敵な演奏を聴いて、クリスマスツリーを横目で見ながら帰宅しました。
今年もあと少しですね。