2017リスボン祭り~エヴォラ再訪~ヴァスコ・ダ・ガマの胡椒の?木
2011年に現地ツアーでエヴォラを訪れたのですが、、、私がトイレに
急ぐあまりにすってんころり。膝小僧を名誉の負傷。その後の観光はあまり
記憶にないのです。今回はその時のリベンジです。ゆっくり転ばないように
歩きます。
6月10日(土)
今日はエヴォラ(Evora)にいきます。エヴォラ歴史地区 世界遺産です。
ホテルから近いセッテ・リオス駅から電車に乗ります。
リスボンでは良く見かけるカフェです。朝 忙しい時にさらっとパンやコーヒーを
頂きます。パンは焼きたてで美味しいです。SICAL というお店です。傍にテーブ
があって座って食べられます。
ナタ + コーヒー で 1.4€ 2人で2.8€
チケットの自動販売機
切符を読み取りさせます。私たちは 日本で買っていたのでこれはなし。
「Viva Viagem」「Lisboa Card」「セッテ・コリーナシュ」の広告です。
プリペイド カード 重宝します。
10時4分発 エヴォラまで1時間40分 かかります
座席指定 一等車 エヴォラまで往復 17€ 2人で34€ シニアだから安いです
車掌さんが検札にやってきます。
食堂車
車窓から
いたずら書き? 凄いです。
エヴォラ駅のアズレージョ~いろいろな場面が描かれています。
相棒は駅に着くとすぐスマホを触ります。
私は駅舎のアズレージョを撮ります
エヴォラ駅から旧市街へは歩いて15分ほどかかります。
市民公園にはまだジャカランダが残っていた!良かった!
↑↓ "ヴァスコダ・ガマの銅像"があります。
右手に天球儀、左手に錨を持っています。
ヴァスコ・ダ・ガマは、ポルトガルの航海者、探検家である。ヨーロッパからアフリカ南岸を経てインドへ航海した記録に残る最初のヨーロッパ人であり、インドへの航路をヨーロッパ人として初めて「発見」した人物であるとされる.
1519年から5年間の晩年をエヴォラに住んで邸宅もあります。
胡椒の木ありました!
15世紀以前,胡椒は極めて高値で取引をされ、ヨーロッパ人にとっては貴重な調味料だったようです。black gold と呼ばれたことでもわかるように
ゴールドと同じ重さの価値があったようです。中世ヨーロッパでは納税を胡椒で行って
いたところもあったとか。
今のように肉の冷蔵、冷凍保存はできませんから、肉を食べるごとに動物は屠殺され、また、家畜の飼料が少なくなる冬の前に、家畜を減らすために大量に屠殺し、肉を保存していました。その臭い消しのために胡椒が使われたのです。
15世紀、胡椒はインドや東南アジアのみで生産され、中東を陸路で輸送されヨーロッパへ運ばれていました。
何故 そんなに高価だったのだろうか。
インドからヨーロッパに入るまでに、アラブ商人、続いてベネチア商人の手を通り、
値段がつり上がっていったそうです。
そこでスペインやポルトガルが国力をつけ、金や銀、スパイスを求め、外洋に乗り出します。インド航路とはヨーロッパから喜望峰(アフリカの南西端にある岬)を回ってインドに至る航路のことです。ヴァスコダ・ガマがその航路を開拓し、インドのカリカットに到着したことで大航海時代が始まったのです!
ポルトガルをヨーロッパ一番の海洋王国にしたのがヴァスコダ・ガマのインド航海開拓で得た香辛料貿易だったのですね。胡椒~恐るべしですね。
お立ち寄りに感謝いたします。
次回は いよいよ旧市街を歩きます!