杏さん頑張れ!(13)私の「ごちそうさん」ケツの穴ちっこいの巻
杏さんは私の大好きな女優さん。
とても知的で頑張り屋さんなことは誰にも知られたこと。
朝ドラは続いて観たことはなかったが2013年の「ごちそうさん」だけはずっと
楽しみに観ていた。お料理もとても興味があったし、録画もして永久保存して
いる。
番組での共演が縁で夫役の東出さんと結婚されたのには驚いた。
それから3人の子供さんにも恵まれ幸せな日々を送られているものとばかり思っ
ていたがこのたびの悲しいニュースには杏さんの気持ちを思うと憤りを覚えた。
いろいろな情報が毎日ネットやメディアで騒がれているけれど周囲の人間があれ
やこれやと詮索してものを言ってはいけないのだろう。解決するのはお二人、
いや幼い子供さんたちを含めて5人のご家族。
しっかりとした彼女であっても気持ちは揺らいでいることと思う。
ゆっくり、周りに影響されずにじっくりと考えて下さい。
幼い子供たち3人の子育てとお仕事の両立は大変だと思う。周りにお手伝いして下
さる方、優しい人がいっぱいいて下さることを祈ります。お母さんは元気でなく
てはいけません。どうぞくれぐれも御身大切にしてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2013年の朝ドラ放映と共に書いた私の「ごちそうさん」という日記を
引っ張りだしてきましたので載せます。
2013年11月30日に書きました。
私の「ごちそうさん」〜ケツの穴ちっこいの巻
「合わへん処に縛り付けておくのは可哀想ですから」と
「め以子の籍を外す」と悠太郎は言い出す。籍に入っていた事に姉さんは
驚く。
《えぇぇ・・籍に入っていたの??? びっくり。祝言もなしでめ以子を女中扱いして
いたのに籍には入っていたんだ。》
正蔵のとりなしにも耳をかさない。
見かねた肉屋の源太(め以子の唯一の理解者で幼馴染)が悠太郎を訪ねて
くる。
「おまえ小っちゃ過ぎるんだ、ケツの穴。・・・・かっこ
つけるなや!やきもち焼きでしつこうて、懐もちっこうて、
めちゃめちゃ格好悪い男じゃろが。昔のこと掘り返さんと
前見たらどうじゃ。腹の底の本音を正直に言え!」となじる。
「嫌われないでしょうか。かなり女めしい、うっとうしい話やと思うん
ですけど・・・」と悠太郎しんみり。
《父親が去った後、家族を背負い込んで悠太郎も苦労したんでしょう。
女同士の小競り合いの中で気持ちまでも女々しくなっちゃったのかな?》
★★★「どうしようもないとこ好いて貰わへんかったら、
そんなもんどの道、続かへんわい」と源太。★★★
《源太!カッコイイ===!深い!相手の悪いところも許せてしまう
〜そんな不思議なところが男と女。織田作之助の”夫婦善哉”を思い出した。
私だったら源太を選ぶな。心底め以子を思っていることが解る。口は悪いが
本当に優しい。》
杏さん! どうしようもないところを好いてあげるって、ことに寄りますよね。
それはそれは難しいお願い。
ちょっとした癖なら許せても、長期間に渡って嘘をつかれていたら、そう簡単に許すことなんかできないよね。私なら一生恨み続けると思う。
源太みたいに本音で怒ってくれる友達や先輩が東出さんに
もいてくれるといいけどなぁ。
悠太郎は、焼き氷屋に現れ、め以子に本心を語り始める。
「やること全てが裏目にでてしまう父に同情さえしていたが、突然、
姿を消し、探した先は別の女のところ。その事実に姉や義母が怒り罵り
あった。父は死んだと思い自分が西門家を守らなければと思うように
なった。傷ついた姉と静(後妻)はその矛先を相手に向け、その板挟みに
苦悩していた」と。
《まだ少年の悠太郎にはホント気の毒な経験でしたね。実母を火事で
亡くして、それだけでも辛い、つらいところなのに・・・大人のいざこざ
に翻弄されて・・・かわいそうに》
悠太郎はそんな中、すがったのは、”安全な町を作るという志”と、
”父を憎む”ということだったのだ。いつか父を見返してやるという思いだけ
で生きてきたが・・め以子やその家族に会って変化が・・
「い い 家 族 が 欲 し い〜」
《「あなたは私が手に入れたたったひとつの宝物。
僕を見捨てないで下さい」とめ以子に頭を下げる悠太郎。め以子が
辛い日々を送っていると知りつつも離したくないとはっきりと口に出すのは率直で
好感が持てる。男だって泣いたっていい。弱さを出したっていい。これは現代の
ドラマの中で大正時代の男が絶対に言いそうにもないけれど・・・苦笑。
悠太郎の言葉に私もホロリ。》
そんなわけで若い二人は仲直り。ハグ。
★めでたし。めでたし。ごちそうさん★
これはあくまでもドラマでのこと。現実はなかなかそうはいかない。時間も
かかる。ドラマじゃないからね。
- 杏の気分ほろほろ (朝日文庫)
- 朝日新聞出版
- 2019-01-04
- 本
” 杏の気分ほろほろ”というエッセイで彼女が書いている
「かなしい」ということについて。
「かなしい」という言葉は、古語では(「愛しい」カナシイ)とも表記する。
悲しみ、怒り。それらの負の感情は、愛とか慈しみとか、正の感情があるから
こそ生じる表裏一体のものかもしれない、と思う。そう信じて、感じていると、
涙があふれてくるのだ。