2015 冬 スペイン・バスクを巡る旅~カスティーリョ広場と今日のランチ
★カスティ―リョ広場は18世紀の建物が立ち並ぶ大きな広場だ。牛追い祭りの時は紅白の衣装の人々で溢れかえる。土曜日のせいか家族連れで賑わっていた。
クリスマスツリーが出来てました。
お花屋さん?
クリスマスマーケットも出ている。幼い子供達も魚釣りゲームに興じている。
それを見守る母親たちの様子は日本もスペインも変わりない。
老人のアコーディオン弾きがベンチに 座って演奏している。その隣に座って広場をぼんやりと見渡している相棒。
サン・イグナチオ教会
今日のランチは★Restaurante SAN IGNACIO★
狭い入口の狭い階段を上がっていくと広い空間が開け、しかもセンスのいい内装。
スタッフなのか女主人なのか愛想のいい女性が忙しそうに厨房とテーブルを行き来し
ている。
今日のメニューはツアー客用の特別メニューだと思われるが薄切り牛肉のソテー、
ミックスサラダ、季節のフルーツ、それに白ワインが注がれた。相棒はワイン党では
なく「焼酎がないので仕方なくワインを飲んでるんだ」と言っている割にはお代わり
している。それも無料だった。ありがたい。。
ここナバーラ州のNabarraはバスク語で「山々に囲まれた平原」に由来するとも
言われている。冬はピレネー山脈からの冷たい風が吹き、夏は暑く、乾燥した大陸性
気候、春と秋は温暖で、ぶどうの生育には充分な降雨量がある。
旅行雑誌には「ナバーラは、ロゼワインの産地」とあったが、現在は赤ワインが
半分以上で長い間、隣のリオハの名声の陰に隠れた存在であったが、今ではスペイン
でもワインの美味しい地域となっている。
エピソード「お湯いるの?」
ここで添乗員さんが話したことが印象に残っている。スタッフが沢山のお湯を用意していたという。「このお湯はなに?」と聞くと、「皆さん、お湯がいるのでしょう?」と逆に聞いてきた。「お湯?要りませんよ」と答えると…「ツアー客の方は食事が終わると自前のポットでお茶を入れるのでしょ?」と言ったそうだ。ホテルの朝食のときに多めのティーバックをポケットに入れ、それを昼食のレストランで、お湯を所望し、一斉にお茶を入れ始める。そんな情景を目に浮かべた。そんなことしている人はいまだかつて目にしたこと私はない。「それって、日本人じゃないでしょう」と誰かが反論していたが、彼らにとっては日本人も、中国人も、韓国人もどれも同じに見えるのかもしれない。
トイレの標識がとても可愛らしかった。
今回のツアーで他のグループと遭遇したことはなく、20名のお仲間はみなさん旅慣れていて、迷惑をかける行動をとる人はいなかった。バスの運転手さんのアンヘルさんはマドリードからバルセロナの長い道のりをたった一人で運転してくれた。乗り降りの度に「ありがとうございます」と声をかけると「行ってらっしゃい、おかえりい」と返してくれた。バスで売っている水は彼のサイドジョブだから毎朝「お水2本!ください」と買うようにした。同じホテルに泊まり、食事も添乗員さんと一緒に同じレストランで食べた。アンヘルさんと一緒に旅したという感じだった。
お腹もいっぱいになってパンプローナを後にして移動約二時間半スペイン第五の都市★サラゴサ(Zaragoza)に向かう。
続く〜
お立ち寄りに感謝いたします。